全シリーズ5枚組 来月8日発売
「野良猫ロック」DVDで復活!
11月28日(火) by ENAK編集部
物語や技法は二の次。レザージャケットに身を包み、シブい女たちがバイクにまたがり新宿を駆けぬける−−。
1970年から71年にかけて日活で制作され、型破りな映像は「70年代の伝説」とまで言われた劇場映画「野良猫ロック」シリーズが12月8日、5枚組みDVDとなって復活する。いわゆる“日活ニューアクション”の系譜に属する。
1作目「女番長・野良猫ロック」は、新宿を舞台に暴力団と自由を求める不良少女グループとの闘争を描く青春ムービー。スクリーンで暴れまくる“野良猫”たちの顔ぶれがすごい。
巨大なバギーカーにまたがり助っ人に現れるのはライダー・アコこと和田アキ子。ブルースをシャウトするなど、とんでもないエネルギーがほとばしる。このシリーズで一気に人気を獲得した梶芽衣子、范文雀…。また、暴走集団のリーダーには藤竜也がふんし、サイケデリックなムード満点の中ではじけまくる。
70年代といえば日本は高度成長期を迎え、若者たちは60年代の安保闘争などにみられる政治運動よりも、経済的な豊かさを求めるようになった。一方で、閉塞感も漂う中でこのシリーズは生まれたのかもしれない。
ちなみに梶芽衣子の主演映画「修羅雪姫」の主題歌を米映画「キル・ビル」で使ったクエンティン・タランティーノ監督も大ファンだとか。「野良猫ロック」の“破壊力”が伝わってくる。
産経Webは、産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
(C)2006.The Sankei Shimbun All rights reserved.
■記事関連情報
「野良猫ロック」コンプリートDVD−BOX(19,950円/税込)
(1)「女番長・野良猫ロック」
(2)「野良猫ロック・ワイルドジャンボ」
(3)「野良猫ロック・セックスハンター」
(4)「野良猫ロック・マシンアニマル」
(5)「野良猫ロック・暴走集団’71」
+特典ディスク「70’Sは俺たちの時代だ!〜時代をつくったアウトローたちの証言集〜」長谷部安春監督、藤竜也、原田芳雄が語る「野良猫ロック」、俺たちの70年代!映画史としても貴重なインタビュー集付き
単品同時発売!! 各\3,990
公式サイトはこちら
|