オスカー・コンサルタントが語る
プレッシャーと戦う辛い日々 アカデミー賞ノミネートの役者たち
11月22日(水) by USA TODAY
【ワシントン=USA TODAY(スーザン・ウロズーニャ)】映画のアカデミー賞に向けて、名前の挙がった俳優たちにとっては、プレッシャーと戦う厳しい日々が続く。そうした俳優らを勇気づけ、新聞、雑誌のインタビューやテレビ出演、宣伝イベントへと促すのが、オスカー・コンサルタントの役目だ。
|
グウィネス・パルトロウ |
ミシェル・ロバートソンさんもその1人。今年はワーナー・ブラザースと契約している。「俳優たちはアカデミー賞レースで精神的にも肉体的にもくたくたになる。『恋におちたシェイクスピア』(1988年)で主演女優賞をとったときのグウィネス・パルトロウがげっそりしていたのはそのせいよ」と話す。
別のベテランコンサルタント、トニー・アンゲロッティさんは、「Ray/レイ」(2004年)で主演男優賞をとったジェイミー・フォックス、「ビューティフル・マインド」(01年)で助演女優賞のジェニファー・コネリーら、初ノミネートの俳優たちについたが、「ベテラン俳優ですら大変なこと。とくに早めに名前が挙がると、レースは極めて長く感じられる」という。
俳優たちにさらなるストレスを与えているのが、オスカーの行方を占う数々のウェブサイトだ。その先駆けを自負するオスカーウオッチ・コムのサーシャ・ストーンさんは「見る人の参考になればと俳優名を掲載し始めただけなのに、これほど影響力を持つようになるとは思わなかった」と話している。
産経Webは、産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
(C)2006.The Sankei Shimbun All rights reserved.