自分と違う個性を認める大切さ
大人も楽しめる ペンギンアニメ「ハッピー・フィート」
11月21日(火) by USA TODAY
【ワシントン=USA TODAY(クローディア・プイグ)】米国で公開中のアニメ映画「ハッピー・フィート」は、ペンギンの主人公マンブルが自分探しの旅をするストーリー。生態系を守るためには固有の種の生息地に入り込んではならない、自分と違う個性を認める―など、環境と心の成長の大切さを教えてくれる作品だ。
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ロサンゼルスでの「ハッピー・フィート」の試写会に出席したロビン・ウィリアムズ |
声はイライジャ・ウッド、ブリタニー・マーフィー、ロビン・ウィリアムズらが担当。ブタを主人公に同じようなテーマを題材にした「ベイブ」のジョージ・ミラー監督が製作した。
歌を介して仲間であることを確認し合うペンギンの世界に生まれたマンブル(ウッド)は、歌を歌うことができない。タップダンスは“南極海のフレッド・アステア”といわれるほどの腕前だが、伝統を重んじる年配者から仲間はずれにされてしまい、父親のメンフィス(ヒュー・ジャックマン)もマンブルに対して何だかそっけない。
ある日、マンブルは自分たちのエサの魚がなぜ減ってきているのかを探ろうと、自分を愛してくれる母親のノーマ・ジーン(ニコール・キッドマン)、大好きなグロリア(マーフィー)のもとを離れる。途中、自分のダンスを歓迎してくれるペンギンの集団に出会ったりするが、やがて漁師に捕獲され…。
マンブルは唯一、目が青く、毛がふわふわとしており、いかにも子どもたちが気に入りそうなキャラクター。圧倒されるほど美しい映像とブロードウェー風のダンスナンバーで大人も十分に楽しめる。
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