米中枢同時テロ ハイジャック機題材
映画「ユナイテッド93」 日本公開は8月
5月15日(月) ENAK
2001年9月の米中枢同時テロでハイジャックされ、ペンシルベニア州に墜落したユナイテッド航空93便を題材にした映画「ユナイテッド93」(ポール・グリーングラス監督)が8月に公開される。
93便はニュージャージー州ニューアークからサンフランシスコに向けて飛び立った直後にハイジャックされ、ペンシルベニア州ピッツバーグ郊外に墜落した。ホワイトハウスか連邦議事堂を攻撃する予定だったが、乗客らの格闘によって阻止されたとされている。
映画は、フライトレコーダー(飛行記録装置)の記録や遺族らの話を参考に完成させた。遺族が見て判別できるように、メガネなど乗客が実際に身につけていたものも忠実に再現したという。
米国では「映画化は時期尚早」などの苦情を受け、一部の映画館で予告編の上映が中止されるなど物議を醸したが、「多くの人に伝えるべき話」などと一部の遺族から支持する声も出ている。
日本公開は8月12日から。