前年比75%増
海賊版被害は6700億円 米ハリウッド
5月10日(水) 産経Web
【ロサンゼルス=岡田敏一】全米映画協会(MPAA)は9日までに、ハリウッドの大手映画製作会社が昨年1年間で、映画の海賊版DVDやビデオ、違法ダウンロードなどで総額約61億ドル(約6700億円)の被害を受けたと発表した。これは前年比75%増で、海賊版被害は急増している。
海賊版のほとんどは中国とロシア製。海賊版被害で最も多いのはDVDの違法コピーなどの組織的販売で24億ドル(約2600億円)、次にネット上に出回る映画の違法ダウンロードによる被害が23億ドル(約2500億円)、海賊版を個人で作り、知人に売るといった小規模取り引きによる被害が14億ドル(約1500億円)。