人権団体が批判
パパラッチ撃退でナミビアは大騒ぎ A・ジョリー&ブラピ滞在
5月9日(火)
ボディーガードが警察を伴って民家を「家宅捜索」し、近づくパパラッチ(有名人を追うカメラマン)に催涙スプレーを噴射―。
米国の人気女優アンジェリーナ・ジョリーさんと俳優ブラッド・ピットさんのカップルが4月初旬からアフリカ南部のナミビアに滞在。欧米などから集結したパパラッチを撃退しようと、ボディーガードと警察が「強硬手段」に出て、人権団体が批判するなど、大騒ぎになっている。
ジョリーさんはピットさんとの子供を妊娠し、映画撮影で滞在して気に入ったナミビアを出産の地に選んだとされる。
ナミビア人権協会によると、2人の入国後、政府は外国のカメラマン計4人に国外退去を勧告。ボディーガードはパパラッチを捜すため、警察を伴い2人の滞在先の周囲を封鎖し民家を令状なしで「捜索」した。同協会は「2人の滞在が、報道の自由や住民のプライバシーにとって悪夢となりつつあるのは大変残念」との声明を出した。
南アフリカ紙によると、ボディーガードは、2人が訪れた海岸や桟橋など公の場所から一般人を締め出し、接近してきたパパラッチに催涙スプレーを吹きつけたりした。
(共同)