華流スター、ディラン・クォに柏原崇
ホラー映画「BLACK NIGHT」 アジアの恐怖集結
6月30日(金) 東京朝刊 by 松本明子
「ザ・リング」「THE JUON/呪怨」「ダークウォーター」などハリウッドでリメークされたアジア発のホラー映画が世界から注目されているが、公開中のオムニバス映画「BLACK NIGHT(ブラックナイト)」は香港、日本、タイの新進気鋭の映画監督が作り上げたサイコホラー。完成前にすでにアジア7カ国200館以上での上映が決定していた期待作だ。

華流スター、ディラン・クォ
華流スター、ディラン・クォ


第1夜「隣人」(香港編)は男女の三角関係が取り返しのつかない悲劇を招く。華流ブームのニュースターといわれる台湾のディラン・クォがヒロインの恋人役で出演するが、映画のストーリーから得た教訓は「迂闊に約束しない。自分の言ったことに責任を持つ、ということでしょうか」と女性の怖さを疑似体験した様子。実際のディランは「女の人が常にリラックス、好きなことをできるようにするのが男性の務め」と甘いフェイスで語る。

柏原崇
柏原崇


第2夜「闇」(日本編)は人間の潜在意識をテーマに心の暗部に迫る。瀬戸朝香、柏原崇、田口トモロヲが出演。柏原は「何も打ち合わせをしていないのに、3本とも“水”が共通して出てくる」と奇妙さを強調し、仲良くなったディランとともに「同じテーマで一つの映画を撮る。いいコミュニケートの仕方だと思う。見る側にも刺激的でしょう」と話していた。

第3夜「記憶」(タイ編)は1人の女性をめぐるパズルのような展開と衝撃のラストシーンが話題で、母子の悲しい結びつきを物語る。全3編、恐怖に怯えるイケメン男優たちを満喫する楽しみ方もある。


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