観られない! メディア関係者から悲鳴も
「M:i:III」早くもヒット確実? 試写会大盛況
6月16日(金) ENAK
「M:i:III(ミッション・インポッシブル3)」早くもヒット確実−??
トム・クルーズ主演のシリーズ3作目の同映画は7月8日の公開を前に、現在マスコミ関係者などを対象とした“試写”が行われているが、試写場があっという間に満席になる状態が続いている。
試写場に入れず悲鳴を上げるマスコミ関係者。配給側は汗をかきながら陳謝する一方で、「アクションもの、しかもシリーズ3作目でこれだけ関心を集めるのは珍しい」と前評判の高さにホクホク顔だ。
担当している映画宣伝会社サンダンスカンパニーの加藤克行さんによると「M:i:III」は5月に東京・有楽町の映画館を使い750人を招待した完成披露試写会を行ったのを皮切りに、配給会社の試写室を使った試写会を8回計画。計9回でマスコミ関係者など約1200人に観てもらえると勘定した。
「1200人という数字自体が非常に大きいんですよ。たとえばアカデミー受賞など話題作で20回ぐらい試写会を設定して、ちょうどそのぐらいの方に観ていただける」
それを「M:i:III」は9回で達成しようとしたのだから十分…のはずだったが、配給会社の試写場での試写会は初回から満席状態。中に入れない人が続出した。
そこで加藤さんたちは急きょ試写会を4回追加。改めて招待状を出した。ところが、それでも人があふれる状態は解消されず。
16日は午後3時半から通常の試写場での試写を予定し、さらに“保険”で隣接するビルの試写場も押さえた。ところが保険のつもりの試写場が上映開始30分前には早々と満席になり、40分前に満席になった通常の会場のほうに補助いすを出して対応しなくてはならなくなった。
主演のトム・クルーズの来日イベントが近く行われることが決まり取材前の駆け込み需要もあるようだが、「手前味噌になりますが、やはりおもしろいからだと考えています。関係者の間で口コミ的にうわさがひろがったのだと」と加藤さんは分析する。
絶大な“前人気”の「M:i:III」。さて、公開前の報道などにどれほどその熱狂ぶりが反映されるのか。