500ページ エピソード満載
大女優、エリザベス・テーラーの伝記 発売
8月31日(木) USA TODAY
ハリウッドを代表する大女優エリザベス・テーラー(74)の伝記「エリザベス」が出版された(ワーナー・ブックス)。
著者のJ・ランディ・タラボレッリ氏は、ダイアナ・ロス、フランク・シナトラ、マイケル・ジャクソンら、数多くのセレブの伝記を手がけており、テーラーを最もよく表す言葉は「コンプレックス」だと書いている。劣等感に突き動かされてきたというわけだ。
若くして手にした名声、幸せな結婚と破局、アルコール、薬物中毒の克服、エイズ撲滅活動…。テーラーのこれまでの人生は波乱に満ちている。
テーラーに対する直接のインタビューはないが、テーラー自身が知人らに取材への協力を要請してくれたという。
500ページに及ぶこの本には、デビュー間もない時期から、2000年ごろまでのエピソードが詰まっている。
▼算数が苦手で、17歳まで指で数えていた。
▼所属のMGMが「鼻が大きい」と指摘、整形手術を受けさせたらしい(本人は認めていない)。ナタリー・ウッド、マリリン・モンローを執刀した同じ医師が担当。
▼健康不安を常に抱え、30歳までにノイローゼ、大腸炎、髄膜炎、気管支炎、肺炎などを患った。
▼50代は薬物、アルコール中毒に悩まされる。1980年から5年間に処方された薬品数は睡眠薬、鎮痛剤、精神安定剤など1000以上。
▼ロマンスでは、夫にもなったマイク・トッドと、リチャード・バートンとの関係にかなりのページ数がさかれている。
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