OPAのノウハウを業績不振の「東急ハンズ」に
丸紅、東急不動産、300億円でOPA買収へ
東京朝刊
丸紅と東急不動産が、ダイエー傘下の商業施設運営会社、OPA(オーパ、東京)の全株式を買収する方針を固めたことが19日分かった。来年1月にも合意する。買収額は300億円程度になる見通し。東急不動産はOPAのノウハウを業績不振の「東急ハンズ」のてこ入れに活用する考え。ダイエーは売却で得た資金を有利子負債の圧縮にあてる。
丸紅が過半数のOPA株を取得し、残りを東急不動産が保有する方向で調整を進めている。ダイエーの筆頭株主である丸紅は、ダイエー再建に向け、本業と関係が薄いOPA事業の売却を模索していたが、自社の繊維事業との相乗効果が高いと判断し、直接、傘下に収めることにした。
OPAはダイエー子会社、十字屋の子会社。心斎橋(大阪市)や三宮(神戸市)など全国に17のファッション専門ビルやショッピングセンターなどを展開。若い女性に人気の店舗を多く抱えている。
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