70歳以降の生活費は公的年金
60歳からも「仕事したい」50代の7割超 厚労省調査
東京朝刊
50代の7割以上が60歳以降も「仕事をしたい」と考え、うち6割以上が「可能な限り仕事がしたい」と望んでいることが19日、厚生労働省の調査で分かった。今年度から60歳定年後の継続雇用が義務化されたが、中高年の多くが働き続けたいと考えている実態が浮き彫りになった。団塊世代を含む中高年への縦断調査は初。
調査は昨年11月、全国の50〜59歳(17年10月現在)の男女3万3815人(男性1万6415人、女性1万7400人)を対象に行われた。
調査結果によると、普段収入になる仕事をしている人は男性が92・8%、女性が67・5%だった。「60歳以降も仕事をしたい」と考えている人は70・9%。特に男性は女性(60・4%)よりも21・7ポイント高く82・1%にのぼった。
「仕事をしたい」と回答した人のうち、年金の支給が始まる「65歳まで」が20・8%。「可能な限り仕事をしたい」と答えた人は64・4%だった。
60歳以降の生活費のまかない方については、「60〜64歳」では「本人の所得」が51・6%と最も高いの対し、「70歳以降」は「公的年金」と回答した人が71・9%と最も高くなった。
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