24作目の新作は「レ・ミゼラブル 少女コゼット」
「世界名作劇場」10年ぶり“復活”
12月17日(日)
東京朝刊 by 松本明子
昭和50年から平成9年までフジテレビ系で放送された「世界名作劇場」が来年1月7日、10年ぶりにBSフジで復活する。24作目となる新作は「レ・ミゼラブル 少女コゼット」(日曜後7・30)。ビクトル・ユゴーの不朽の名作に登場する、貧しく美しい少女コゼットをヒロインにしたアニメだ。
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「レ・ミゼラブル 少女コゼット」
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オープニングテーマ「風の向こう」を女優の斉藤由貴が歌う。かつて同名ミュージカルで初代コゼットを演じたことから白羽の矢が立った。作詞も担当した斉藤は「名作劇場とともに育ち、結構アニメおたくでした。コゼットは悲しい境遇ではありますが、いつも前向きで希望を絶対に捨てない女の子。放送もうれしいのに歌も歌えるなんて名誉なことです」と喜ぶ。7、3、2歳の1男2女の母。「子供にも見せられるアニメ。作詞は、ご飯を食べさせ、歯を磨かせ、寝かせたあとの夜の11時くらいから一晩で書きました」と笑わせた。
「世界−」は、「フランダースの犬」に始まり、「母をたずねて三千里」「赤毛のアン」などの名作文学を22年間にわたって23作品放送。美しい映像と愛、友情、信頼といった普遍的なテーマが多くの人々に愛されてきた。BSフジの浪久圭司社長は「こういう時代に放送することに意味があると思います」と語る。家庭のぬくもり、親子の絆(きずな)の大切さを番組から発信していく。
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