「子供がいれば何もかも苦にならない」
公私ともに充実の1年 マット・デイモン
by USA TODAY
【ニューヨーク=USA TODAY(ディードア・ドナヒュー)】新作「グッド・シェパード」で米中央情報局(CIA)の設立時に活躍した男を演じたマット・デイモン(36)。秋にヒットした「ディパーテッド」がゴールデングローブ賞作品賞にノミネート、6月には妻ルチアナさんとの第1子イザベラちゃんが誕生と、公私ともに絶好調だ。
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マット・デイモンと妻のルチアナさん=11日にニューヨークで行われた「グッド・シェパード」の試写会で |
生まれたばかりのイザベラちゃんを病院で抱いていたとき、留守宅の天井のスプリンクラーが故障し、「家財道具のすべてが水浸しになってしまった」というデイモン。「半年前だったら発狂していたと思うが、娘のおかげでまったく動じなかった。子どもがいればほかには何もいらない」と語る。
来年夏は「オーシャンズ」シリーズの第3弾、続いて「ボーン・アイデンティティー」シリーズの第3弾が公開予定。ハーバード大在学中(中退)に「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」(1997年、アカデミー賞オリジナル脚本賞受賞)を共同執筆したベン・アフレックとは「2人で気に入った作品を監督する話を進めている」と明かす。
「ボーン」の共演者ジュリア・スタイルズによると、デイモンは「良き家庭人」。同作のロケにはルチアナさんの連れ子と家庭教師も同伴し、デイモンは「ベビーカーなど独身時代には考えられなかった荷物の山にげんなりしたが、子どもは何ものにも換えがたい」と幸せそうだ。
「年を重ねるごとに味が出てくる役者」(「オーシャンズ」のスティーヴン・ソダーバーグ監督)、「部屋の片づけはできないが、演技へのこだわりは半端ではない」(アフレック)と評されるデイモン。親友のブラッド・ピット、ジョージ・クルーニーはピープル誌が選ぶ「最もセクシーな男性」の常連で自身はまだ無冠だが、「ジョージが教えてくれた通り、そろそろわいろの準備をしようかな」とユーモアセンスも抜群だ。
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