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米最大の航空会社が誕生か
ユナイテッドとコンチネンタル 合併へ交渉
  東京朝刊
【ワシントン=渡辺浩生】米航空2位のユナイテッド航空を傘下に持つUALと同5位のコンチネンタル航空が合併交渉に入ったと、13日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)などが報じた。実現すれば首位のアメリカン航空を大きく上回る米最大の航空会社が誕生する。他の航空会社の再編の動きを加速させるのは必至だ。  

同紙やニューヨーク・タイムズによると、両社は業務提携を数カ月間検討してきたが、先月、USエアウェイズがデルタ航空に80億ドルの敵対的買収を仕掛けたことに触発され、合併交渉に発展。UALのティルトン最高経営責任者(CEO)とコンチネンタルのケルナーCEOも直接会って話し合ったとしている。

ユナイテッドはアジアや米西部に、コンチネンタルは中南米や欧州にそれぞれ強みを持ち、合併の補完性が高く、収益性の高い拠点網が確立できると、アナリストの間で見られていた。

合併交渉の最大の障害は、国内6位のノースウエスト航空が保有するコンチネンタルの黄金株(拒否権付き株式)の存在だ。同株を使ってノースは合併を拒否する権利を持つ。ただし、株主の承認を必要としない合併ならば、コンチネンタルはノースの干渉なしに合併が可能とされている。



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