今年1年の感謝と来年の精進
「おめでとうさんどす」 祇園・事始め
大阪夕刊
京都の花街などで13日、迎春準備にとりかかる「事始め」が行われた。芸舞妓らが芸事の師匠宅などを訪れ、今年1年の感謝と来年の精進を誓った。
京都市東山区の京舞井上流五世家元、井上八千代さんの自宅では、弟子から贈られた鏡もちがひな壇に並び、けいこ場は華やいだ雰囲気に。
着物姿の弟子の芸舞妓らが続々と訪れては、「おめでとうさんどす」とあいさつすると、井上さんは「来年もおきばりやす」と声をかけ、井上流の紋をあしらった舞扇をひとりひとりに手渡した。
産経Webは、産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
(C)2006.The Sankei Shimbun All rights reserved.