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ルームランナーでのダンスDVDで人気爆発
ユーチューブでブレーク OK Goは時代の寵児
   by USA TODAY
【ニューヨーク=USA TODAY(ケビン・メイニー)】ポップ・ロック・バンド「OK Go(オーケー・ゴー)」は、ホームビデオで撮影した素人ふうプロモーションビデオが、動画サイト「ユーチューブ」でブレークして一躍有名になった。いわば、時代の寵児(ちょうじ)といってもよいが、その背後にはちょっとした仕掛けがあった。


ビデオは4人のメンバーが、何台ものルームランナーの上で曲にあわせて踊るというもので、投稿ビデオと思っておもしろがっていた人も多いだろう。

OK Goはシカゴ出身。2001年のデビューアルバム「OK Go」はさっぱり売れなかった。昨年、2枚目の「Oh No」を発売。そのプロモーションツアーでは、何とかうけようと、ステージでコミカルなダンスを披露することを計画した。

ボーカルのダミアン・クーラッシュ(31)の姉(ダンサー)が収録曲の1つ「ア・ミリオン・ウェイズ」に振り付け、4人で猛練習。出来栄えを見るためにビデオ撮影したところ、(契約先の)キャピトル・レコーズが気に入り、DVD化された。

だが、それだけでは芸がない。ライブ会場で「レコード会社には内緒だよ」と偽ってそのDVDを配ると、「翌日にはあちこちのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のサイトに公開されていた」(クーラッシュ)という。

ルームランナーを使った奇妙なダンスは第2弾「ヒア・イット・ゴーズ・アゲイン」から振り付けたもので、これが「ユーチューブ」でブレーク。ピーク時には3週間で400万回のヒットを集め、これに伴い、「Oh No」の売れ行きも絶好調になった。

キャピトルのテッド・ミコ・マーケティング副部長は「著作権問題で腹が立つインターネットも、使い方次第で味方にできるのだと実感した。だが、OK Goの成功はそれまでの地道なライブ活動があってのもの」と話している。

話題の映像はhttp://www.okgo.netでも視聴できる。



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