「HSDPA」ライバル各社に先駆けた最速
NTTドコモ “3・5世代”サービス始まる
8月31日(木) 東京朝刊
NTTドコモは31日から、現行FOMA(フォーマ)のデータ受信速度を9倍以上に引き上げる新サービスを始める。現在の第3世代携帯電話の半歩先を行く“3・5世代”と位置づけられるサービスで、ライバル各社に先駆けた最速サービスとなる。
「HSDPA」と呼ばれる、音楽や動画などのコンテンツ受信に威力を発揮する技術で、ドコモでは音楽番組を深夜に配信して、好きな時間に楽しむkとができる「ミュージックチャンネル」を第一弾のコンテンツとして用意している。
新サービスは現行FOMAと比べて伝送効率が3〜4倍となるため、基地局当たりの収容加入者数も3〜4倍に増える。この結果、つながりやすく、スムーズにコンテンツを利用できるようになる。また、伝送効率が上がることで通信料金の抑制にもつながる。
31日時点では、NECの「N902iX」でのみ利用可能となるが、今後、発売される端末では3・5世代対応機種が増えていき、来年度には基地局整備も全国レベルに拡大されることから、数年で高速サービスが浸透するとみられている。
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