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9月1日から 新たな市場開拓
「秋休み」が熱い! 旅行各社、家族向けパックPR
8月29日(火) 東京朝刊
旅行業界、はや“秋商戦”−。小中学校の2学期制の拡大などを背景に、10月の連休を中心とする「秋休み」をターゲットにした旅行商品が増えている。旅行会社らが組織する日本ツーリズム産業団体連合会(TIJ)が夏休み終了直後の9月1日から秋休みのPRキャンペーンに乗り出すと発表するなど、新たな市場開拓に力を入れている。

TIJのキャンペーンでは、専用の秋休みロゴを作成。旅行会社各社がパンフレットやホームページなどに掲載するとともに、関連商品を発売する。

JTBでは、JR東日本と共同で東京発の限定列車で行く「エース秋休み」を作成。日帰りや1泊2日で軽井沢や那須高原などに向かうツアーのほか、個人客を対象にした東北ツアーなど、秋休み専用パンフレットも作製する。同様に、日本旅行や近畿日本ツーリストは自社のインターネット旅行サイトで専用の秋休み商品を発売する。

また、海外旅行ではエイチ・アイ・エスが、これまで春休みや夏休みなどに絞って作製していたファミリー向けパック旅行のパンフレットを、秋休み市場を視野に今年から通年に拡大。特にグアム・サイパンやアジアなど、近場のツアーを秋休み向けに投入する。

日本では年末年始とお盆、春の大型連休の「三大休暇」に旅行客が過度に集中する。TIJでは「秋休み」市場の拡大で、年間通した旅行需要を獲得するのが狙い。平成19年度までに秋休みの認知率を30%まで高める方針だ。



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