産経Webへ戻る
ENAKってどういう意味? | お知らせ | 新聞バックナンバー購入 | 問い合わせ | リンク・著作権 | MOTO | 産経Web
「マイボトル」キャンペーン
環境のために水筒持参 大阪で普及運動
8月18日(金) 大阪夕刊 by 宮本尚明
水筒を持ち歩くより、コンビニでペットボトルを買う人が増えている。その一方で、環境意識の高まりなどから、使い捨てのペットボトルより、何度も使える水筒の方がいいという人たちも増えてきている。

そんな“水筒派”の声を受け、カフェへ水筒を持参すれば給茶してもらえる「マイボトル」キャンペーンが、今年4月にスタートした。水筒の普及を進めるグループ「すいとう帖委員会」と、象印マホービン(大阪市北区)による大阪発の取り組みだ。

すいとう帖委員会代表で、編集・デザイン会社代表取締役を務める藤本智士さんは平成16年の夏、オフィス近くにある大阪市北区西天満のカフェ「ロータスルーツ/パーク」にいたとき、小学生らが水筒をぶら下げて帰宅する姿を見て考えた。「使い捨ての世の中はよくない。水筒を何とか広められないか」

藤本さんはまず、水筒を特集した冊子「すいとう帖」を出版した。近くに象印マホービンの本社があることを知ると、すぐに出かけて冊子を提出。社長と面会を果たし、水筒普及に協力して取り組むことになった。

水筒に給茶してくれる「どこでもカフェ」は現在、大阪では「ロータス−」など2店、東京では3店ある。コーヒーや紅茶などが300ミリリットル400円、450ミリリットル500円で持ち帰ることができる。秋には名古屋などへも拡大する予定だ。

藤本さんは「まだスタートライン。少しずつ協力店を増やしていければいい。大人が持ちたいようなおしゃれな水筒のデザインも考えていきたい」と話している。

産経Webは、産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
(C)2006.The Sankei Shimbun All rights reserved.

ここは記事のページです

水筒を持っていくと、お茶を注いでくれる=大阪市北区西天満の「ロータスルーツ/パーク」
水筒を持っていくと、お茶を注いでくれる=大阪市北区西天満の「ロータスルーツ/パーク」