産経Webへ戻る
ENAKってどういう意味? | お知らせ | 新聞バックナンバー購入 | 問い合わせ | リンク・著作権 | MOTO | 産経Web
奈良の香寿軒が3年前から販売
ご存じでしたか? 西瓜シャーベット
8月17日(木) 大阪夕刊
夏の果物の代表といえばスイカだ。冷やしたスイカにかぶりついた幼いころの夏の思い出に、懐かしさを感じる人も多いだろう。そんなスイカをシャーベットにした和菓子があると聞いて、近鉄百貨店阿倍野店を訪れた。

奈良に本店を置く創作和菓子店「香寿軒」が3年前から販売している「西瓜シャーベット」だ。日本のスイカは奈良の大和スイカと千葉の都スイカの二系統に大別されるといい、奈良生まれの大和スイカにちなんでつくったという。

「スイカはさっぱりしすぎているせいか、確かにお菓子になるケースは少ないですね」というのは、売り場担当の高田裕桂さん(30)。シャーベットは甘さ不足を解消するため、メロン果汁を加えている。

「スイカは英語ではウオーターメロンというぐらい。相性がよく、ちょうどよい甘さになりました」

5月末から8月下旬までの季節限定で販売。お盆の帰省土産などとして、毎年人気があがっており、半玉のスイカを模したかわいらしいパッケージにも人気が集まっているという。

もともとゼリー状になっていて、そのまま「冷やしゼリー」としても食べられるが、冷凍庫で5時間ほど凍らせると、ピンク色に染まったシャーベットになる。カチンカチンに固まらず、スプーンがサクッと入る。

正真正銘のスイカ味。あのさわやかな甘さが口いっぱいに広がる。

「お年を召された方でも、食べやすいと評判なんですよ」

風味とともに、子供のころの記憶も、よみがえってくるのかもしれない。

産経Webは、産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
(C)2006.The Sankei Shimbun All rights reserved.

ここは記事のページです