増産分もほぼ完売
1000万円アウディ快走
8月11日(金) 東京朝刊
アウディジャパンが6月28日に売り出した販売価格1000万円を超える高級輸入車2モデルの売れ行きが好調だ。発売1カ月で今年度の販売予定台数を完売、予想以上の人気に供給が追いつかない状況という。
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販売価格1000万円のアウディRS4。年内50台の予約枠を超え30台の増産が決定 |
新型アウディRS4(990万円、ステーションワゴンタイプは1008万円)は同社の中核モデルA4の中で最もスポーツ性が高いタイプだが、発売1カ月で受注が年内販売予定の100台を上回った。新型アウディS8(1460万円)は、アウディが初めて10気筒エンジンを採用した話題性の高い高級車。受注が年内販売予定の50台を超え、30台の増産が決まったが、増産分もほぼ完売という。
アウディジャパンはドイツのアウディ本社に2モデルの増産を要請しているが、消費者の手に届くのは早くて来年以降になる見通し。値ごろ感のあるコンパクトカーや軽自動車に人気が集中する一方で、1000万円を超える高級車があっという間に完売する状況は、所得格差の拡大に伴う「消費の二極化」傾向を映し出した格好だ。
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