産経Webへ戻る
ENAKってどういう意味? | お知らせ | 新聞バックナンバー購入 | 問い合わせ | リンク・著作権 | MOTO | 産経Web
夏商品売れ行き好調
やっと夏 野菜の価格落ち着く
8月5日(土) 東京朝刊
群馬県伊勢崎市などで4日、この夏最高の38・6度を記録するなど、長梅雨が明けて夏らしい天気が戻ってきた。高騰していた野菜の価格も落ち着きを取り戻しつつあり、日傘などの“夏関連商品”も売れ行きが回復している。ビアガーデンも連日満席になっており、出遅れを取り戻す勢いだという。

東京湾の納涼船で夕涼みを楽しむ人たち=4日午後7時10分

東京都中央卸売市場によると、レタスの価格は7月29日に10キロ当たり4200円と、例年の2倍近くにまで高騰。同市場に入荷するレタスの8割を生産する長野県での豪雨で、出荷できなくなっていたためだという。

梅雨明け後に懸念されていた病害虫の発生がなかったため、今月になって価格は徐々に落ち着きを取り戻し、4日には10キロ当たり2940円にまで落ちた。同市場では「例年は10キロ当たり2000〜2500円なので、今年はまだやや高い」としている。

日傘や帽子などの日差しを遮る商品も8月になって売れ行き好調。伊勢丹新宿本店では、7月中に売れていたスカーフなどに代わって売り上げを伸ばしているという。

雨が降ると営業できない屋外のビアガーデンも、8月になっての連日の好天で活気が戻っている。大丸東京店のビアガーデンは7月中、雨のために3分の2程度しか営業できず、売り上げは前年同月比でマイナス10%程度になる見通しだという。今月になると、300席の客席は仕事帰りのサラリーマンらで連日満席に。同店は「7月の落ち込みを取り戻すために、今月は猛暑が続いてほしい」と天を仰いでいる。

産経Webは、産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
(C)2006.The Sankei Shimbun All rights reserved.

ここは記事のページです