7月の売り上げ 伸び鈍る
人気のフラペチーノ 手間がネックに? スターバックス
8月7日(月) USA TODAY
米国のうだるような熱波の中で、スターバックスの7月の売り上げは、ホットコーヒー類より手間のかかるアイス飲料「フラペチーノ」を求める人が朝に集中、結果として伸びが鈍った。
7月の売り上げの伸びは今年は4%。昨年は7%で今年はこの5年間で最も低かった。これを受けて、株価は3日、8%下がった。
「需要をさばききれなかったのだ。一時的なものだろう」と業界アナリストのダン・ゲイマンさんは話す。エネルギー価格の高騰などを受けての消費者の節約の影響が出た可能性もあるという。
より大きな問題は、ホットコーヒーを手早く出す訓練を受けた従業員らが、冷たい飲み物でも同様のことができるかどうかだ。
ジム・ドナルド最高経営責任者(CEO)はピーク時には追加人員を配置しているという。だが、多数の従業員に冷たい飲み物を出す訓練を施すのは大変なことだ。
もっとも、スターバックスの今年第1四半期の純益は、昨年同期16%増の1億4550万ドル(約167億3250万円)、売上高は23%増の20億ドルと順調だった。
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