農水省調査で判明
家庭の食品廃棄率は4%
8月5日(土) 東京朝刊
農水省は4日、食べ残しや賞味期限切れなどに伴って家庭で捨てられた平成17年度の食品量を発表した。それによると、1日1人当たりの食品使用量1167グラムのうち、4・1%に当たる47・3グラムが、まだ食べられるにもかかわらず廃棄されていたことが分かった。
内訳は、野菜類が20・5グラムと最も多く、調理加工食品、果実類が続いた。野菜や果実は、ダイコンの皮を必要以上に厚くむいてしまうなど過剰な除去が目立つという。ただ、4・1%のうち食べ残しは1・1%にとどまった。家族構成別に見た1人当たり廃棄量は「2人世帯」が67・3グラムと最も多かった。逆に、「高齢者がいない3人以上の世帯」が38・7グラムと最も少なかった。
同調査は、公募などで選ばれた1000世帯で実施された。農水省は「(もったいないとの)意識の高い家庭が多く、通常の家庭なら数値はより高くなりそうだ」(消費統計室)としている。
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