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「ここにしか売っていない」という特別感
百貨店 オリジナル帰省ギフトで駅ナカに対抗
8月5日(土) 東京朝刊
里帰りシーズンを控え、百貨店の「帰省ギフト」の売り場がにぎわっている。お土産の持ち運びやすさをアピールしたり著名菓子店の限定品を投入するなど、商品戦略に知恵を絞る。ターミナル駅付近の百貨店自体も、お土産の品数を増やしたり立ち寄りやすさで存在感を増す駅構内の商業施設「駅ナカ」に対抗、集客率アップに注力している。

帰省シーズンを迎え、帰省ギフトや限定品が人気に=東京都千代田区の大丸東京店
帰省シーズンを迎え、帰省ギフトや限定品が人気に=東京都千代田区の大丸東京店


大丸東京店は夏の風物詩をイメージした商品を取りそろえ、金魚や花火の絵柄を刻印したせんべいなどの和菓子を販売。メーカーと連携して東京店のオリジナル商品も約15種類用意した。「西洋銀座」の人気洋菓子「マカロン」はメロン風味のシーズン限定品を作った。

京王百貨店は「軽くて保存がきく菓子」をPRし、新宿店でオリジナル菓子詰め合わせを販売。東急百貨店もフルーツ入り創作菓子を置いた。

限定品に力を入れる理由のひとつは「駅ナカ」への対抗だ。JR駅構内や地下鉄駅構内の店舗でも、最近は土産品などの展開を強化している。東京駅に隣接する大丸東京店は8月中旬の入店客数が30%以上増えるが、駅ナカに対抗、「『ここにしか売っていない』という特別感を出して帰省客に訴えたい」という。

百貨店は5年ほど前から帰省客向けギフトを拡充してきたが、今年もメーカーと百貨店のオリジナル戦略が広がりそうだ。

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