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大規模停電を避けるため省エネ策
ニューヨーク 50年ぶり セ氏で38.9度
8月3日(木) 産経Web
【ニューヨーク=長戸雅子】記録的な猛暑に見舞われ、冷房などの電力需要がピークに達している米ニューヨークでは2日、2003年8月の大停電の教訓を生かし、観光名所のエンパイア・ステート・ビルが夜間点灯を中止するなど全市をあげた節電が行われた。

同ビルのほか、タイムズスクエアに設置された巨大な電光掲示板の一部も休止、自由の女神の台座部分の電気も消された。

ニューヨーク市内のラガーディア空港近くではこの日、セ氏で38.9度となるカ氏102度を記録。市内で100度を突破したのは50年ぶりという。 

同市の電力会社、コンソリデーテッド・エジソンによると、2日午後5時時点での電力需要は1万3141メガワットで、前日に記録した過去最高記録の1万3100メガワットをあっさり更新した。

このため、ブルームバーグ市長は、大規模停電を避けるため、冷房の設定温度を25.5度以上に設定することや無人の部屋の電源を切る、電力を消費する洗濯機などは需要の少ない朝か夜に回すーことなどの省エネ策を呼び掛けている。

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